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寒い季節のお口のトラブル?2023/12/21 (木)
皆さんこんにちは。歯科衛生士のAGと申します。
12月になり、本格的に冬の寒さを感じますね。
風邪を引いたり、内臓や筋肉を冷やすことで痛みが出たりなど、寒さは体の不調を引き起こす原因になりやすいです。
それはまた、お口の中も同じです。今回は寒さからくるお口の中のトラブルを一緒にチェックしていきましょう。
『食いしばり』
寒くて歯をガチガチ、ギリギリと食いしばるような動きをすることはありませんか?
「歯ぎしり」、「食いしばり」は上下の歯を強く噛みしめたり、擦りつけるような動きを指します。無意識のうちに行われる悪習癖です。日常的なストレスや、集中している時などに起こると言われています。
食いしばることでかかる歯への負担は、普段物を噛むときの3倍以上と言われています。
食いしばりのリスクとして、歯がすり減る、欠ける、最悪の場合割れることも。また顎関節に負担がかかります。
そして寒さを感じることで、体を暖めようと全身の筋肉が緊張し、食いしばってしまう原因になるのです。
マウスピースによる予防
意識的に食いしばりや歯ぎしりを辞めることは難しいですが、マウスピースを装着することにより歯を保護することが可能です。当院でも保険診療で製作できますので、ぜひお気軽にご相談ください!
また寒さを感じないように、しっかりと寒さ対策することを心掛けましょう!
『口腔乾燥』
冬は気温の変化と共に、湿度が低下することで空気中の水分量が減り、乾燥します。また暖房を使用することで肌やお口の中の乾きを感じることはありませんか?
乾燥する季節や、口呼吸をすること、または年齢的な体の変化で口腔乾燥(ドライマウス)を起こすことがあります。唾液の分泌の減少が主な原因です。
唾液には様々な働きがあります。食べかすや菌を洗い流す自浄作用。虫歯菌の出した酸を中和する緩衝作用。溶けた歯を修復する再石灰化作用。殺菌や菌の増殖防ぐ抗菌作用。糖を分解する消化作用。お口の中を保湿する湿潤作用。
その唾液が減少することによって、虫歯菌や歯周病菌などの悪い菌が増殖します。また、口臭やネバつきの原因にもなります。
口腔乾燥を防ぐには?
物を良く噛んで食べることで唾液腺が活発になって唾液の分泌が促されます。ガムを噛むことも効果的です。また、マスクをつけていると口呼吸になりやすいので、意識的に鼻から呼吸をすることも大切です。
また室内での暖房使用時には、加湿器などで乾燥を防ぐのも1つの手です。
まだまだ寒い時期が続きますので、全身の健康と合わせて、お口の中の健康も保って行きましょう!
つばさ歯科では気になる症状への治療、定期的な検査やメンテナンスを行っています。なにか気になる事がありましたら、お気軽にご相談ください。